4/28(日) 18-22時 エンディング・バー営業致します
作家在廊日(店舗の都合により修正される可能性もあります。ご了承頂けますと幸いです。)
3/16(土)11:00-15:00 3/20(水) 13:00-20:00 3/22(金) 13:00-17:00
3/24(日)12:00-14:30 4/10(水) 14:30-20:00 4/13(土) 10:30-19:00
The Intro AKINO EXHIBITION 2024. March to May , 2 months.
at WHIZ CAFE
展示会場:WHIZ CAFE
〒101-0032 東京都千代田区岩本町2丁目1−1 アパホテル神田東 1F
月曜定休・7:00-15:00
※原則、開放時間は店舗時間に準じます。別途作家在廊日は夜まで開放予定。
神田アパホテル1階 WHIZ CAFEにて、2ヶ月にわたる個展「Dreams Whizin」を開催いたします。
同店舗内の高さ4mを超える壁面を埋め尽くすように展示される、大量の小作品により構成された展示「Storage Device」に加え、
単体作品として「ある信頼し合う二人」や、小サイズ作品の新たな試みとして「それでも撃たなければならないから」
飲食店で過ごす時間をコンセプトに混ぜ込んだ「休憩にならないコーヒー」「気休めにならないワイン」など多数の新作を展示します。
Is all that we see or seem
But a dream within a dream? -Edgar Allan Poe
私たちが見るもの 感じるもの これはすべて 夢の中の夢でしかないのか?
エドガー・アラン・ポー「A Dream Within A Dream」
僕は、人が人として生きるために続ける欺瞞の儚さと温もりを表現をし続けています
夢の中で生きること、夢があるから人は生きていけること
これは、WHIZ CAFEの創業者である新本夢人の姿勢から僕が強く感じ取ったことです
この姿勢は時に、危うくも見えるかもしれません
アメリカの伝説的な小説家 エドガー・アラン・ポーは、
辞世の句とも言える最後の詩「A Dream Within A Dream」の中で、
喜びに満ちた夢に生きる人生は結局幻想なのではないかという悲痛を叫びました
そのはるか昔、中国の思想家 荘子は自分の生が幻想か否かは分からないが、
どちらにせよ受け入れ愛せと「胡蝶の夢」の中で我々に語りかけます
アラン・ポーから強く影響を受けた日本の作家 江戸川乱歩は
「うつし世はゆめ 夜の夢こそまこと」の言葉を好み、
思考や理性から逸脱したある種破滅的な部分にこそ
あるべき人間性が宿るとも捉えられるメッセージを残しています
荘子、乱歩、そしてアラン・ポーはその壮絶な人生の中で「夢」を強いモチーフとして扱いました
そのどれにも、夢が持つ蠱惑的な魅力と人を振り回す禍々しさが現れているように思えるのです
この現代においてアーティストを名乗って生きようとすること
競争の激しい飲食業を続けること
何かの形を借りて、自分を表現し続けようとすること
この生き方も、アラン・ポーが叫んでいたように最後には後悔が待っているのかもしれません
しかしながら、この生き方をする自分こそ
まことの自分であると感じることだけは疑えないのです
私たちはどこで夢を見ているのでしょうか
夢を夢と認識できるということは、夢でない現実を忘れられていないということになります
あるいはアラン・ポーが嘆いたようにそこに境界はなく、夢などというものはすべてが幻想なのでしょうか
弓から放たれいつか止まる運命の僕たちは、空を切りながらどこへ向かうのか
もしかするとこの空を割く音(whizzing)こそが、僕たちの人生の輝きなのかもしれません
ACCESS
展示会場:WHIZ CAFE
〒101-0032 東京都千代田区岩本町2丁目1−1 アパホテル神田東 1F
JR新日本橋駅 徒歩6分
JR神田駅 徒歩8分
JR秋葉原駅 徒歩10分
オープン時間:月曜定休・7:00-15:00
※原則、開放時間は店舗時間に準じます。別途作家在廊日は夜まで開放予定。